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吉備土手下麦酒 麦酒翁 永原 敬さん

本物のビールを!地元に愛される地ビール(地発泡酒)を!

吉備土手下麦酒 麦酒翁 永原 敬さん

岡山市は北方の旭川土手沿いに車を走らせると、オシャレな作りをした麦酒醸造所が見えてくる。昨年2006年の3月から本格的に地ビール作りをスタートさせている「吉備土手下麦酒 醸造所」、ここで作られるお酒は麦芽・麦・ホップ・水だけで醸している麦100%のものだ。
取材に訪れたその日はビールの仕込み日ということで、近くへ行くと麦の蒸された香りがしてくる。全面ガラス張りの向こうでは、吉備土手下麦酒 麦酒翁 永原さんがまさに仕込みをしている姿がそこにあった。
しばらくの間、仕込みの様子を眺めていたが、永原さんの真剣なそのまなざしは「地ビール」に対する飽くなきこだわりが強く伝わってくる!
一段落ついた後、醸造所から出てくる永原さん「麦の香りがすごくいいでしょう」と笑みを浮かべながら語りかけてきてくれた。そして醸造所のビール作りの流れについて、とても詳しく解説をしてくれるのあった。最初に麦芽・大麦・ポップを仕入れ釜に入れ糖化に煮沸などを行い、温度調節機を経由しして発酵タンクへと移されていく。そして最終的には醸造所の奥にあるビールを寝かせるためのタンクへと移されていく。一連の流れを力強く語ってくれ
...

ヨーロッパと日本の違い!

日本では居酒屋などの飲食店へ行くと、ほとんどのお客さんたちが「まずは生中」や「とりあえず、ビール」などと言って注文をする。ところがヨーロッパでは一様にビールと言う呼び方はしないで、必ず品名・銘柄で注文するそうだ。ここに物づくり文化としての差が見られ、日本の物づくり・酒造りの文化が低迷し奪われてしまっていることが分かる。ちなみに外国の方々が日本の「とりあえずビール」という注文を聞いて、日本にて「とりあえずビール」という銘柄があるのだと勘違いされることが、よくあるとか。

また本来物づくりとしての国であるはずの日本が現在では既製品ばかりが溢れている事実にも危惧されていた。ビールも家庭で作ろうと思えばできるもので、実際にヨーロッパやアメリカなどでは家庭でビールを作っているところも多いという。実は日本もその昔は自然発酵拇による本物のお酒を作っていたらしいのだが、明治時代の富国強兵政策の一環にて、酒税制度による酒税法が導入され庶民から税金集めを行い、また自家醸造禁止していたという。結果お酒を作る知識は庶民から奪われ消えていったとのことだ。またこの酒税制度は現在においても僅かな財源確保歩のため残っているとか。そして麦100%であっても日本の酒税法上では麦芽の含有率が67%未満のものは発泡酒として扱われている。そういった過程と現状がある中、現代に酒作りの文化を蘇らせ周知させることも自分の使命と、永原さんは静かに力強く語ってくれた。

他の地ビールを見て愕然!

他の地ビールにおいても、永原さんも大いに関心を寄せていたときがあった。そこでどのような地ビールなのか飲んでみようと思ったところ、それら地ビールはもっぱらネットショッピングでのみ取り扱っていたようで、実際に飲むことができなかったとか。そのときは地元で地ビールが飲めないことに愕然とした衝撃を受け、同時に地元で飲めない地ビールを地ビールと呼べるのだろうかと疑問にも思ったそうだ。

その経緯があり、吉備土手下麦酒では現在そしてこれからもネットショッピングなどでは販売をすることはなく、「どこの誰が作ったのか分からないものを飲んでもらって本当に意味があるのだろうか?作り手も相手のお客さまの姿が見えない、人と人の交わり無くして地ビールと呼べるのだろうか?」そんなことを問いかける永原さん、地ビールに対する揺るぎないスタイルを感じ取ることができる。

本物のビールを味わいに!

吉備土手下麦酒 醸造所の二階では作りたての地ビールを気軽に飲めるスペースが設けられている。実はこの取材・撮影前日の夜にも筆者はここへ訪れていたのだが、外国の方々がビールを飲みに来ていた。永原さんに聞くところによると、外国の方のお客さんが結構多いとのことで、やはり市販のとりあえずビールではなく、ここで作られている本物のビールを味わいたいことが分かる。

また岡山大学の教授と学生たちもよく飲みに来られるそうで、不純物のないビールを研究そしてじっくり味わっていってくれるそうだ。

取材当日もビールを買いに来られるお客さんもおられ、吉備土手下麦酒の地ビールが着実に地元に根付いて行っていることが伺える。地産地消のビールとしてこれからがますます楽しみだ。

 

主に4種類のビールが!

吉備土手下麦酒では、現在主に4種類のビールがある。香りのエール・御崎(ミディアム)・御野(ヘビィー)・天計(ヘビィー)だ。それぞれ濃くと旨みや苦味など、好みに合わせていただくことができる。

その他にも無題(ライトエール)・出石発というものがあり、出石発は出石限定麦酒として後楽園の鶴見橋を岡山市出石町界隈の酒屋・飲食店にていただくことができる。ちょっとした隠れスポットとして注目だ!

最近では、麦のワインと呼ばれる「バーレー ワイン」の初仕込みを終えたばかりで、ビールにはありえない高いアルコールと不思議な香りを持つものだとか。2007年5月頃には出来上がるとのこと。

もうすぐオープンしてから1年が経過しようとしている吉備土手下麦酒 醸造所。2年目は更なる周知と新しい麦酒作りへと永原さんの使命と挑戦はまだまだ続く!!

 

吉備土手下麦酒 醸造所

  • 建物名:吉備土手下麦酒 醸造所
  • 住所:〒700-0803 岡山市北方4-2-18
  • TEL:086-235-5712
  • FAX:086-235-5713
  • 営業時間:火?日曜日は昼よりPM8:30まで
  • 月曜日のみ昼よりPM5:00まで
  • 担当:永原
  • 駐車場:醸造所前に二台ほど
  • 定休日:不定
  • URL: http://kibidote.jp/


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