コラム : 岡山県立岡山盲学校 学校見学会 参加!
2月のことですが岡山県立岡山盲学校の学校見学会へ参加してきました。今回は全盲の柔道家:長船 貢さんの協力により実現しました。 参加当日は筆者以外に他の学校関係者や職業安定所の方などが参加されていました。 職業安定所の方は、障害者に対しより良い就職アドバイスをするための今回の見学会だそうです。筆者自身は盲学校という施設がどのような所なのか知りたく思い参加させていただきました。 岡山県立岡山盲学校は明治41年に創立され、これまで97年の歴史と伝統をもつ県下唯一の盲学校として、小学部、中学部、高等部(普通科・保健理療科・理療科)の一貫した教育を行っています。 創立当初は聾学校も同じ学校内にあったのですが、寮が火災になった過去があり、それからは盲学校・聾学校は分かれて行くようになったとのことです。 寮の火災ですが、それは夜に起き盲者は慌しい騒音に目が覚め逃げ出せたのですが、聾者はその騒音などに気がつくことができず、逃げ遅れた方もいたと言います。そのような過去が学校別になる原因に繋がっているとか。 さて現在、岡山盲学校では約53名の生徒がいます。生徒数そのものは少子化などの影響により減少傾向にあり、また近年の医療技術進歩により幼児期から盲者になる人も少なくなっているとのことです。 ニーズの高まりとしては、中途失明者や弱視の方々になっているらしく、そういった方々の社会的自立に向けた様々なカリキュラムを組んでいくこともしています。 これまで盲者の方々は、その社会的自立にて主にあんま師やはり師・きゅう師などの職をメインとして来ていますが、最近では健常者でもこういった職に就く方が増えてきており、また専門の学校も増えて来ている。この現状に対し岡山盲学校では生徒・先生ともに更なる質の向上を目指し、これまで以上に社会的自立に向けた育成をしていく努力と姿勢が必要であることを強調されていた。 健常者・障害者を問わず、等しく厳しい現実があることを筆者は思い知るばかりです。 ところで皆さんのほとんどは歩道の点字ブロックを見たことがあるかと思いますが、この点字ブロックのはじまりはなんとここ岡山が発祥の地らしいのです。もともとヨーロッパから生まれたこの点字、歩道用は現在の岡山市原尾島のとある交差点で使用されたのが、世界ではじめてとか。意外な歴史がここ岡山にありました。また盲学校の図書館ですが、ここには想像通り点字による書物が数多く保管されています。その点字による書物ですが、実はそのほとんどがボランティアによって作成されています。点字のみならず、音声による吹き替えもありカセットテープとして保管されていました。 点字の書物は通常の書物よりもそのページ数は多くなり、たとえば映画でも人気の「ハリーポッター」一冊分の本では、点字書物がおおよそ七冊分になります。これをボランティアで作成されているというのですから驚きです。少し考えればその労働力が相当なものであることが容易に想像できます。 最後になりますが、岡山県立岡山盲学校では、随時視覚障害に関する相談を受け付けているとのことです。 ・見ることの不自由な0歳から就学前の子どもさんの保育でお悩みの方 ・見ることの不自由な児童生徒の学習なでお悩みの方 ・大人の方で、病気や事故のため視力が低下してお困りの方 ・盲学校に入学したいが、進路のことや費用のことでお悩みの方 など 今回の見学会は正式なものでしたので、取材や撮影といったことはできませんでしたが、参加することができ非常に有意義・有益なものでした。盲者の現実が少しですが理解できたように思います。 また別途、機会があれば取材や撮影をお願いできればと思います。 データ 岡山県立岡山盲学校 〒703-8235 岡山市原尾島4-16-53 TEL:086-272-3165 FAX:086-272-1853 URL:http://www.okamo.okayama-c.ed.jp/ |
投稿日時:2007年03月13日


2月のことですが岡山県立岡山盲学校の学校見学会へ参加してきました。
ところで皆さんのほとんどは歩道の点字ブロックを見たことがあるかと思いますが、この点字ブロックのはじまりはなんとここ岡山が発祥の地らしいのです。もともとヨーロッパから生まれたこの点字、歩道用は現在の岡山市原尾島のとある交差点で使用されたのが、世界ではじめてとか。意外な歴史がここ岡山にありました。




